当院の治療方針と考え方

 

動き」「動く」に着目した施術を主に行なっております。

 

毎日、体操や運動しているから動いている」という意味でなく、「局所的な負荷(=ストレス)を減らし無理なく体全体を動けるようにする。」そして、「出来なくなる事を減らす」という意味です。

 

肩こりや腰痛といった症状は患部周辺だけが動いていないのではなく、体全体の動き・バランス・使い方に問題があるので症状が出現していると考えおります。

 

実際に、肩や腰の不調が手首や股関節、足首の動きがスムーズに動く事で症状が緩和している方が多くおられるのが現実です。

「マッサージ」や「ボキボキする矯正」ではその一時的にスッキリするので悪いことではないですが、動きや動くようになる。というわけではありません。

 

「痛み」は過度な局所的な負荷(=ストレス)が加わって脳がそれを感知し・そして動きに制限を加える事で患部がこれ以上損傷しないようにするための「防衛反応」で「痛み」を出ていることが多くあります。

 

違和感も同じ原理で、痛みまではないとしても脳は症状がでている部位の損傷を防ぐために動きに制限をかけ、症状を感じている部分を守ろうとし、動きに制限をかけます。

 

捻挫や打撲など物理的に損傷した場合は、修復・治癒過程に時間を要しますが、

【慢性的な症状】は、物理的に損傷したわけでもないのに、痛みを感じ、それが期間・時間が長く続く事で、脳は「痛いものだ」と判断し動きに制限をかけます。

 

簡単に言いますと、炎症というのは「腫れ」や「炎症による熱」を出しますが、慢性的な痛みは「腫れ」や「熱感」があるわけではありません。なので、実際に痛みの症状が出ているのは「筋肉や組織」が壊れないようにするために、脳からの指令であって患部から出ているわけではないと考えています。

 

当院の治療考え方として

①「脳」からの「痛い」という指令で痛みとして感じ、体全体の動きに制限かけ、体を守っている「防衛反応」。

②脳で痛いとして感じられている部位を守るために、他の筋肉や関節に過度の負荷(=ストレス)をかけることで痛い部分が一層に痛みを感じてしまう。

 

上記の事を踏まえ、当院では、患部の動きをチェックした後に、全体の動きのチェックしてから施術を行なっていきます。

患部から離れた部位から施術することで局所の痛み(=ストレス)に対し、ゆとり(=動きの遊び)を作ることで

「脳」や「気持ち(=心)」が落ち着きます。そして来院された時より大きく「動く」ようになり「痛み」が緩和していきます。

 

動くことが患者様自身で確認できれば「脳は安心し、かばう為に過度の負荷(=ストレス)も減り、本来の「動き」「動く」が出来るようになっていきます。

 

マッサージやカイロは気持ちがいいですしスッキリするので良いものではありますが、つらいと感じる症状には「動き」「動く」という事が1番大切だと思っております。